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Q88 遺産の一部分割って?

公開日:2019/04/23 最終更新日:2019/05/19

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すべての遺産分割を行う前に、遺産の一部だけを先に「遺産分割協議」で決定することも可能です。
「一部分割」と呼ばれます。(⇔すべての遺産の分割は「全部分割」)


 

1. 遺産の一部分割とは?

「一部分割」とは、相続人全員の合意のもと、遺産の一部を分割する方法です。
例えば、相続財産のうち、預金だけを先に「遺産分割協議」で相続人を決定する場合などです。
相続人全員が合意済の場合は、「一部分割」を行うことも可能です。
 
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2. どういう場合に行われる?

「一部分割」を行うことで、実務上は、柔軟な対応が可能となります。
例えば、相続財産全体をどのように分割するか?までは決まっていないが、
取り急ぎ、預金口座だけを分割して支払手段を確保したい場合などには有用ですね。
 

一部分割対象資産 ケース
預 金 先に預金口座のみを分割し、相続税納付用資金を確保したい場合
不動産 先に不動産を売却して現金に換えた上、各相続人への配分額を調整したい場合(換価分割
その他 分割が困難な遺産や、争いのある遺産の分割は後回しにして、先に簡単な遺産だけを分割してしまいたい場合


 

3. 留意事項

「一部分割」の場合、全相続財産のうち「一部分のみ」の相続人が確定し、その他の財産の相続人は確定していない状態です。
したがって「一部分割」の時点で、相続人間の話し合いにより、将来分割予定の財産につき「一定の取り決め」をしておくことが多いです。
 
このような「取り決め」については、将来、相続人の間での争いが生じないように「一部分割協議書」に記載しておく必要があります。
また、分割しやすい「預金」などだけを先に「一部分割」した場合は、分けにくい「不動産」などの分割が後回しになりますので、後々の遺産分割で協議がうまく進まない可能性もある点にも留意しましょう。