相続の豆知識 相続人関係




Q114【赤ちゃん】胎児は「生まれたもの」とみなす?相続権はあるのか?遺産分割や相続税申告期限の延長は?

最終更新日:2022/11/25

  配偶者が若くして亡くなり、相続人のおなかの中に赤ちゃんがいるケースもあるかもしれません。 こういったお腹の中の胎児は、相続権があるのか?という論点です。 また、生まれてきた赤ちゃんは未成年ですので、現実的な遺産分割はどのように行うのか? 相続税申告書の提出有無など・・疑問が生じます。   今回は、お腹の中にいる胎児の相続権の有無、遺産分割、相続税申告方法……

Q86【半血兄弟】異母兄弟姉妹・腹違いの兄弟姉妹の相続権は?法定相続割合が異なるケースも!/非嫡出子との違いは?

最終更新日:2023/01/08

  例えば、ご自身のお父親がバツイチで、前妻との間に子供がいるケースを考えます。 この場合、ご自身と、父親の前妻の子供は、半血兄弟姉妹(腹違いの兄弟姉妹、異母兄弟姉妹)となります。 こういった半血兄弟姉妹の場合も、父親の相続に関しての「法定相続人」という点では、同じ立場となります。 しかし、半血兄弟は面識がないケースがほとんどのため、相続が生じた場合は、トラブルになるケー……

Q62【内縁関係】内縁の妻や夫・内縁関係の子供や連れ子に相続権はあるのか?財産を残す方法は?/社会保険の扶養には入れるのか?

最終更新日:2022/12/03

例えば、役所に「婚姻届」は提出せず、「内縁関係」のパートナーと生活を共にされる方もいるかもしれません。 内縁関係とは、法律上の夫婦ではないが、実際の法律婚と同様に、共同生活を営んでいる男女のことです(事実婚)。   こういった内縁関係(事実婚)のパートナーには、「法律上の配偶者」と同様に、相続権が認められるのでしょうか? また、内縁の妻との間にできた子供も同様に、相続権が……

Q61【死因贈与】遺言よりも活用可能な場合は?メリット・デメリット/遺贈との違い・口頭・契約書の有無・撤回の有無は?

最終更新日:2022/12/03

[caption id="attachment_5662" align="aligncenter" width="2560"]   将来自分が死んだときに、「特定の人物等」に財産を渡したい場合、「遺言」をイメージされる方が多いかもしれません。「遺言」による財産の贈与は、「遺贈」と呼ばれています。 一方、遺贈に似たものとして「死因贈与」という概念があります。死因贈与は、贈与契約……

Q60【孫への遺贈】相続・生前贈与との違い/基礎控除の金額は? /不動産取得税・登録免許税の取扱い/遺贈放棄や代襲相続はOK?

最終更新日:2022/12/16

  相続とよく似たものとして、「遺贈」という概念があります。 相続、遺贈のどちらも、死亡を原因として被相続人の財産を引き継ぐ方法ですが、その法的性格や相続税上の取扱いが大きく異なります。   今回は、遺贈と相続の法律上及び相続税上の取扱いの違い、不動産取得税・登録免許税との関係につき解説します。   1. 遺贈と相続・生前贈与等との違い……

Q58【再転相続】相続が重なった場合に相続放棄ができるのか?

最終更新日:2022/02/25

  相続放棄の期限(3か月)内に数次相続が発生した場合、亡くなった相続人の法定相続人である子は、第一次相続につき、「相続放棄」ができるのでしょうか?   第一次相続の相続人が、「相続放棄」の手続を行う前に、相続人が亡くなってしまった場合です。   一般的に「再転相続」と呼ばれます。事例をもとに解説します。   1.再転相……

Q57 代襲相続と数次相続の違い

最終更新日:2022/02/25

  1. 代襲相続と数次相続 「代襲相続」とは、被相続人が亡くなった時点で、本来相続人になるはずだった人が既に亡くなっている場合に、その本来相続人になるはずだった人の子や孫などが、本来の相続人に代わって相続人になる制度です。   一方、「数次相続」とは、被相続人が亡くなった時点では相続人は生きていたが、「当初相続発生後、遺産分割協議確定前」に、相続人……

Q56 数次相続で「申告期限延長」が認められる事例

最終更新日:2022/02/25

  前回、数次相続の場合には、「相続権を相続した方」に「申告期限延長の特例」が認められるケースがあることをお伝えしました。   しかし、「相続権を相続した方以外」には「申告期限の延長」が認められていません。   具体的にはどういうケースでしょうか?   1.  申告期限の延長が認められる場合   ……

Q55【海外在住非居住者】実印がない場合の遺産分割協議書の押印は?/「印鑑証明」や「住民票」の代わりの書類は?

最終更新日:2022/04/16

  遺言書がなく、相続人が複数人いる場合は、「遺産分割協議書」を作成し、相続人全員が実印(印鑑証明登録印)を押印します。 また、相続税申告の際は、「遺産分割協議書」や「印鑑登録証明書」の添付が必要となります。また、相続財産の名義変更を行う際にも「遺産分割協議書」及び「住民票」の提出が必要となります。 しかし・・相続人が海外在住の「非居住者」の場合は、「実印」や「印鑑証明……

Q54【数次相続とは?】遺産分割協議や相続税への影響は?申告期限の例外は?登記は省略できるのか?

最終更新日:2022/04/14

  通常、父と母の年齢は近いことが一般的ですので、例えば、父が亡くなり、間もなく母が亡くなってしまうケースもあるかもしれません。数次相続とは、「相続手続完了前」に、さらに相続が重なっている状態のことです。 例えば、父の相続手続完了前に、母がなくなってしまう場合などが代表例です。 実務では、配偶者が「遺産分割前に死亡するケース」は意外とよくあります。   今……