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Q100 土地の間口距離の算定方法 / 迷いやすい事例

DR177

 

 
相続税上、路線価地域の土地は、原則として「土地の面積×路線価」で評価を行います。
しかし、実際の土地の形状は、きれいな「整形地」とは限りません。
「不整形地」の場合は、利用使途が限定されるため、相続税評価額が一定額減額されます。
そこで今回は、「不整形地」を評価する際に必要となる「間口距離」につき解説します。


 

1. 間口距離って?

間口距離とは、土地が「道路に接している」長さのことです。
例えば、左の土地は間口距離20m、右の土地は間口距離10mです。
 
191220Q100_1


 

2. 間口距離が必要な場面

「間口距離の長さ」は、不整形地を評価する際の「計算上の奥行距離」を算定する場面で利用します。
 

計算上の奥行距離 = 土地面積 ÷ 間口距離(道路に接している長さ)

 
上記式を見ると、「計算上の奥行距離」を算定するためには、「間口距離」の情報が必要となることがわかりますね。


 

3. 迷いやすい具体例~曲がった道路に面している場合~

実際の土地の形状は、さまざまなパターンがありますので、実務上、「間口距離」の把握に迷うことは多くあります。
以下、「迷いやすい間口」の事例を記載します。
 

下記の土地の「間口距離」は・・? 間口が途中で曲がっています

 
191220Q100_2

 
上記のような土地の場合、以下の2ステップにより「間口距離」を確定します。

(ステップ1)
各路線価を基準とした「想定整形地」を作成し、面積が小さい方の間口を採用
 
(ステップ2)
ステップ1で採用した間口距離と、実際面している間口距離の短い方を採用


 

(1) ステップ1 各路線を基準とした「想定整形地」を作成

間口距離を計算するために、「想定整形地」と呼ばれる長方形の土地を作成します。
路線①を基準にした「想定整形地」と、路線②を基準にした「想定整形地」を作成し、いずれか面積が小さい方の「間口距離」が採用されます。

 

① 路線①を基準とした想定整形地

191220Q100_3

 

② 路線②を基準とした想定整形地

191220Q100_6

 

③ 結論

①300㎡ < ②600㎡のため、小さい方①300㎡(路線①を基準とした想定整形地)を採用し、間口距離は20mとなります。


 

(2) ステップ2 実際面している間口距離と比較し、短い方を採用

次に、実際に道路に面している間口距離の長さと、ステップ1で採用した間口距離と比較し、短い方を採用します。
 

① 実際面している間口距離 17m + 5m = 22m

 

② ステップ1で採用した間口距離 20m

 

③ 結論

① > ②のため、短い方②を採用⇒ 20mとなります。