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Q52 代襲相続ができないケース

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代襲相続できる人(代襲相続人)は、法律でその範囲が決められています(民法887条、889条)。
代襲相続は、直系卑属(子や孫)の場合は永久的に認められますが、兄弟姉妹の場合は、その子(甥・姪)までしか認められていません
 
今回は、「代襲相続が起こらない紛らわしいケース」をまとめました(以下、本人を基準に記載します)。
 

1. 配偶者の親の相続の場合は?

「サザエさん」に例えますね(すみません、分かりやすいと思ったので)。
「サザエ」は、若くして父の「波平」より先に亡くなってしまいました。
その後、「波平」が亡くなった場合の「相続」を考えます。
この場合、本来は、波平の「配偶者」&第一順位の「子」、つまり、波平の妻「フネ」と、子供「サザエ、カツオ、ワカメ」が、波平の財産を相続する権利があったわけです。
しかし、既に「サザエ」は「波平」より先に亡くなっているので、サザエ(が、もし生きていたら持っていたであろう)波平の相続権を代襲する者として、サザエの子供のタラちゃんが法定相続人(代襲相続人)として登場します。
ここまでは、前回の「代襲相続」のお話です。
 
しかし、今回のテーマは、「マスオ」に代襲相続権があるか?です。
サザエの配偶者であるマスオには波平(養親)の「代襲相続権」はありません。

 

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原則的に、被相続人の配偶者には常に「相続権」があります。
つまり、「サザエ」がなくなった場合、「マスオ」には常に「サザエ」の相続権が認められます。
しかし、既に配偶者(サザエ)が亡くなっていて、その後、配偶者の親(養親・波平)の相続が発生した場合、本人(マスオ)にこの義親(波平)の相続権はありません。
 
本来サザエがもらえるはずだった財産なので、配偶者であるマスオはそのまま相続できるはず・・と考える方もいるかしれませんが・・そうではないんですね。こういったケースで、マスオが「波平の財産」を引き継ぎたい場合には、事前にマスオに財産を遺贈する旨の「遺言書」を作成しておく必要があります。
 
なお、マスオには「養親」である「波平」の財産に対する相続権がないというだけですので!
「サザエ自身の財産」に対する相続権は、配偶者として普通に認められます。
 

2. 甥・姪の子供は?

亡くなった方に、配偶者、両親、子もいない場合は、「兄弟姉妹」に相続権が発生します。
また、被相続人死亡前に、既に兄弟姉妹が亡くなっている場合には、その兄弟姉妹の子(甥や姪)までは「代襲相続権」が認められます。
 
ただし、この兄弟姉妹の代襲相続は、「姪・甥」までしか認められず、「甥・姪の子供」には代襲相続権は認められません。
(もちろん、兄弟姉妹の奥様にも「代襲相続権」はありません)。


3. 相続放棄の場合は?

相続放棄の場合、「もともと相続人でなかったとみなされ」ますので、代襲相続は起こりません。
詳しくはQ47を参照ください。


4. 相続人欠如・相続人廃除の場合は?

相続放棄ではなく、相続人欠如や、相続人廃除などで相続権を失った場合には、その子供には「代襲相続権」が認められます。


5. 養子縁組した人の子は?

子がいつ生まれたかで、「代襲相続」の有無が異なります。
・養子縁組前に生まれた養子の子→代襲相続できない
・養子縁組後に生まれた養子の→代襲相続できる
詳しくはQ41をご参照ください。