Q71 墓地や仏壇などの相続税評価は?

公開日:2018/07/27 最終更新日:2018/08/01

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墓地や墓石、仏壇などは、「祭祀財産」と呼ばれます。
この祭祀財産も、もちろん「財産」ですので、原則的には「相続税の対象」となります。
でも・・現実的にこういったものに相続税をかけるのは・・ちょっとかわいそうな気がしますよね?
そこで、民法上、「祭祀財産」は相続の対象とならないこととされ、相続税も課税されないことになっています。

 

Q71-1

 

逆に考えると??
「生前にお墓などを建てておくと現金が減り、相続税が課税されず節税できる可能性」がありますね。

 



 

1. 祭祀財産って?

墓地や墓石、仏像や位牌、神棚などです。
民法上、「祭祀財産」は、相続の対象にはならないことが規定されています(民法897条)。

 



 

2. 相続税との関係

祭祀財産には相続税がかからないため、生前に購入することで「相続財産」を減らすことが可能になります。
意外と、お墓や仏壇などはいい値段しますので、購入時期が「相続前」で相続税額が安くなるのであれば、生前購入もありかもしれませんね。

 



 

3. 相続税がかからない祭祀財産

一般常識からして、「特に高価な祭祀財産」の場合は、税務署から否認される恐れがあります(=相続対象となる)。
非課税になることを利用して、明らかに不自然に高価な仏具などを購入した場合は、認められない場合があります。

 



 

4. 生きているうちに購入

被相続人が亡くなった後に、相続人が相続財産である現金等からから「祭祀財産」を購入しても、既に相続は終わっていますので、非課税にはなりませんので注意しましょう。

 



 

5. 生きているうちに購入

生前に、被相続人が「祭祀財産」をローンで購入した場合、「相続時の被相続人のローン残高」は、相続税計算上の「債務控除」の対象になりません。
なぜなら、祭祀財産自体が「非課税財産」にもかかわらず、それに対応する「債務=ローン」の控除までできるとなると・・「いいとこどりになってしまう」からですね。
 
「祭祀財産のローン残高」は、相続税申告書作成時に債務控除の対象としないように注意しましょう。