Q77 側方路線の一部が道路に接していない角地の評価 

公開日:2018/10/30 最終更新日:2021/07/01 閲覧数:2,174 views

DR144

前回に引き続き、角地の特殊なケース3として、
側方の「一部が道路に接していない」場合の、土地の評価につきお伝えします。


 

1. 具体例

下記の角地は、一方の路線につき、一部、道路に接していない部分があります。
この場合の角地の評価は?

Q77-1



 

2.  正面の判定

正面路線の判定は、路線価に、奥行価格補正率を乗じた金額で、高い方となります。

  • 250千円 × 1.00 (奥行20mの奥行価格補正率) = 250千円
  • 260千円 × 0.94 (奥行36mの奥行価格補正率) = 244.4千円

 
250千円 > 244.4千円のため、金額の高い250千円の路線が「正面路線」となります。



 

3. 角地の判定

角地か準角地の判定をします。
今回の事例は、「角地」になります。



 

4. 評価金額の算定

今回の事例は、側方路線の一部が、道路に接していません。
こういった場合は、土地をどのように評価するのでしょうか?
 
結論ですが、側方路線の影響を受けているのは8mの部分で、残り12mの部分は側方路線の影響を受けていないと考え、側方路線影響加算率を調整します。
 
① 正面路線価×奥行価格補正率
250千円 × 1.00(奥行20mの奥行価格補正率) = 250千円
 
② 側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率

Q77-2

③ ((1)+(2))×地積(㎡)

(250,000円 + 2,932.8円 )× 720㎡ = 182,111,616円



 

5. 参照URL

(側方路線に宅地の一部が接している場合の評価)
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/hyoka/03/05.htm