相続の豆知識 財産評価




Q102【民法新設】配偶者居住権とは?効果や要件・相続税へのインパクトは?

最終更新日:2022/11/22

  民法改正により、2020年4月以降の相続より「配偶者居住権」という権利が認められるようになりました。 最近、新聞でも、ちらほら名前が出るようになりましたね。 名前の通り、配偶者自身に認められる権利ですが、この権利の創設により、相続税上の評価及び税額への影響もあります。 今回は「配偶者居住権」の効果や相続税へのインパクトをまとめます。   ……

Q101【特定路線価とは】設定できるケース・条件は?設定は義務なのか?設定申請するべきなのか・・

最終更新日:2023/05/30

  実務上、路線価地域内でも、土地の「路線価」が設定されていない道路があります。 こういった、土地の「路線価」がない場合、どうやって相続税評価をするのでしょうか? 今回は、路線価が設定されていない場合に、税務署に申請して設定する「特定路線価」につき解説します。   1. 特定路線価って? 路線価地域内の道路でも、路線価が設定されていない道路も多数あります……

Q100【間口距離】土地の間口距離の利用場面や算定方法 / 迷いやすい事例の評価方法(隅切り・不整形地・屈折路等)

最終更新日:2022/12/06

  相続税上、路線価地域の土地は、原則として「土地の面積 × 路線価」で評価を行います。 路線価は、国税庁が毎年公表している土地の価格となりますが、あくまで路線価は「標準的な形状」の宅地の1㎡あたりの価額(千円単位)です。 例えば、間口が極端に狭い場合や、「不整形地」の場合は、土地の利用価値が減少するため、相続税上、土地を評価するにあたって、一定の減額が可能です。 今……

No99【土地奥行距離の求め方】奥行価格補正率・奥行長大補正率・間口狭小補正率の違いを具体例で解説/不整形地の奥行距離は?

最終更新日:2022/11/07

相続税上、路線価地域の土地の評価は、原則として、「土地の面積×路線価」で算定します。ただし、当該計算式は、あくまで「標準的な宅地の形状」の場合を前提としています。 現実的には、土地の奥行が長い短い、あるいは間口が極端に狭いなど、様々な形状の土地が存在します。こういった土地は、通常の整形地よりも土地の利用価値が下がるため、各種の「補正率」を用いて、土地の評価額を減額・増額します。 &……

Q98【無道路地】無道路地の相続税評価方法は?無道路地で評価できる場合・できない場合は?具体例で解説!

最終更新日:2022/11/20

  例えば、周りの土地がすべて他の所有者の土地に囲まれた「袋地」など道路二面していない「無道路地」と呼ばれる土地があります。こういった無道路地は、土地の使い勝手が悪くなるため、相続税上の評価は下がります。 しかし、そもそも無道路地には路線価が設定されていません。こういった路線価地域の無道路地は、相続税どのように評価するのでしょうか? また、「無道路地」であっても、相……

Q97【セットバックは?】私道と公道の見分け方は?私道の相続税評価方法 固定資産税や小規模宅地等の特例との関係は?

最終更新日:2023/11/09

  道路には国や自治体が保有する「公道」の他、個人や団体等が所有する「私道」というものがあります。 例えば、建売分譲住宅などでは、住宅が囲む真ん中に、「コの字」に囲む行き止まり私道などが代表例です。   私道は、所有者がいることから、登記簿謄本に所有者が記載され、「相続税評価の対象」となります。   今回は、3種類の「私道」の内容や、種類ご……

Q96【旗竿地】相続税上の評価方法・計算方法は?奥行距離や間口の計算は?固定資産税評価額は?

最終更新日:2022/11/20

  旗竿地とは、間口が狭くなっていて、旗のような形状となっている土地のことです。 相続税上、こういった旗竿地の評価方法は複数ありますが、代表的な評価方法である「差引計算」による旗竿地の評価方法につき解説します。   1. 旗竿地の相続税評価方法 旗竿地については、相続税上、土地が路線価地域の場合は「路線価方式」、倍率地域の場合は「倍率方式」で評価を行い……

Q95【私的年金】個人年金受給権・退職年金受給権と相続税・所得税の関係は?死亡一時金との違いや二重課税の取扱い

最終更新日:2023/11/24

  公的年金については、たとえ相続時点で未支給の金額についても、遺族保障の観点で、相続税は課税されません。   一方で、公的年金等ではなく、「私的年金」の未支給年金には相続税が課税されるのでしょうか? 例えば「個人年金」や「退職年金(企業年金)」などで、死亡後に遺族に支給される年金等です。   「個人年金」や「退職年金」の受給期間中に死亡した場……

Q94 生命保険金の負担者と相続税・贈与税・所得税の関係

最終更新日:2022/01/25

  1. 死亡保険金と各種税金の関係 受取人が取得した保険金には、何らかの税金がかかります。 一般的な死亡保険(被相続人=被保険者、負担者、受取人が遺族)の場合、「死亡保険金」には相続税が課税されます。 しかし、契約形態や保険料負担者が誰か?によって、相続税ではなく、所得税や贈与税がかかるケースもあります。   保険料負担者、受取人との関係で……

Q93【死亡後に入金】未支給年金・税金還付金・保険過誤納還付金・未収給与・弔慰金等には相続税はかかる?

最終更新日:2023/11/24

  お亡くなりになられた後に、「被相続人が受け取るべき」お金が入金される場合があります。 例えば「高額医療費の返戻金」や「未支給年金」、「保険料還付金」などです。 これらは・・相続税の課税対象となるのでしょうか? (相続後に、被相続人が「支払うべき取引」は「債務控除」をご参照ください) 1. 健康保険・市役所関係   名称 内容 相……